■モデルハウスに来場するお客は、5社から10社見学することも珍しくない。
お客心理を考えれば「このハウスメーカーにしたい」と決定している人は、10社も見学しない。
見学前から 大手ハウスメーカーに惚れて来場する客は5社競合などさせない。
ここにお客感情の真実がある。
地域住宅会社が、割り込む余地は十分ある。
契約済み顧客対象のアンケート調査によれば、
「どこの住宅会社も差がないね」
「同じなら、大手が安心だからと決定した」
「絶対に、このハウスメーカーにしたい」と思って契約している客は少数派である。
大手ハウスが売れるのは結果である。
ここに、地域住宅会社が勝てるチャンスは大いにある。
■住宅の選び方がわからないから10社も見学するのである。
惚れている会社がないから、5社も6社も競合させるのである。
本命がいれば、参考に見るのは1社から2社である。
「 どんな住宅を造ったらいいかわからない」
「 どこの住宅会社がいいかわからない」
ここに地域住宅会社が、勝つためのステージがある。
「住宅会社の選び方」
「工法構造の選び方」
「間取りの選び方」を伝えれば勝機が生まれる。
前段階で建物に惚れさせることだ。
前段階で「安心」「信頼」を勝ち取ることだ。
自信をもって伝えよう。
地域住宅会社の頑張りが、日本の元気につながる!
自社の建物に惚れさせれば契約にすすむ。
自社の安心を伝えれば、契約につながる。
■今までは、飛び込み訪問、電話営業、モデルハウス、ショールーム、建築現場見学会、税務相談、の手法で見込み客をつくる、契約できる客を探してきた。
今も、この営業手法は健在だが、大きく違う点がある。
■現在は、お客がいい住宅を探している、お客が見極めている、比較をしている時代になった。
重要なのは、飛び込み訪問、電話営業、モデルハウス、ショールーム、建築現場見学会、税務相談に加え、 チラシ配り、折り込み広告、メディア広告には、 すべて、このお客視点が売れるポイントになる。
住まいを建てる見込み客を探す、契約する客を探す意識を遺棄して、
お客から探し出される、
見つけられる、
選ばれる、
頼まれる、
この意識に変換することだ。
ここに中小住宅会社にも大いにチャンスがある。
大量広告、大量営業人材、物量作戦・・・で大量に売るビック企業に対抗するには、
「山椒は小粒でピリリと辛い」作戦で行くことだ。
お客が探してくれる時代になったからこそ、小さくても、探し出される仕掛けを作れば、十分に勝負になる時代だ。
■インターネット普及で、安いものだけが売れているわけではない。
もう一つは、本物、手作り、安全、生産者の顔が見える、人柄が伝わる、理念に共感する商品が売れている。
真心を込めて作った本物商品の購入体験をすると、
愚直に、真摯に、モノづくりに励む姿を知ると、
惚れた商品の購入体験を続けていくとイミテーションや仲介者が介在する商品は買いたくなくなる。
特に、無農薬食材、天然素材、手作り食品に加え、ペット、草花、樹木の購入体験をすると、生産者とのつながりが共感にかわる。
例えば、玄米の購入を例にとればわかる。
無農薬、無肥料玄米を生産者から直接購入した体験は、 沢水を利用、山の上、除草剤を使わない草取りの苦労、農薬を使わない苦労、肥料を使わない、苗の育て方の労力、青空、田畑、風景
生産者の汗が噴き出した笑顔、生産者の草取りから田植えを知れば、価格が高くても買う。
このお客タイプは、直施工の中小住宅会社のお客になる。
■インターネットで、ダイレクト購入、本物商品の購入体験を続けていれば、住まいを直接生産者から購入したい、工事を頼みたい心境になる。
この体験をしたお客は、本物の、手作りの、真心の住まいを造っている中小住宅会社の潜在顧客になる。
住まいは人生最高の買い物である。
正直で、
心のこもった、
手を抜かない、
本物の、
いい住まいをつくる、
そのような会社に建ててもらいたい。
これがお客の本心だ。
■地域住宅会社同士で競争しているようでは、数字は大きく伸びない。
木造会社同士で誹謗中傷合戦をしているようでは、数字は伸びない。
明確な目標設定が重要だ。 狙いはハウスメーカーの客を食うことだ。
ターゲットになる競合会社を明確にすることだ。
自社建物の強みを増強して「売り」をつくる。
自社建物に心の底から惚れ込むことだ。
勝つための契約設計図をつくることだ。
■住宅のスマートハウス関連の売り上だけを取り上げても、2010年の一兆252億円から、2020年には、四兆3753億円の拡大が見込まれる。
市場が拡大していく業界は、仕事をやっていても楽しいものだ。
「外食」より「家なか」→これも「心地よい住まい」がメインになる時代を表している。
■ 2011年の一位に「絆」が選ばれた。
この漢字も、
家族とのつながり、
建物内の安心安全、
家族との団らん、
温かい住まい、
快適な場所をイメージさせる。
■住宅産業はお客様に癒しの場を提供する!
■住宅とは、 家族とのコミュニケーションの場、 仕事のやる気を起こす場、 友人を招いてパーティーをやる場、 子供の勉強の場、
祖父母との二世帯住宅としての場を与えることを可能にする。
それが住宅という商品である。
いいですが、このような「想い」を素直に理解できる人、
語れる人が、「建物惚れ込みパワー」を出せる要素の持ち主ですよ。
■住宅業界で言えば積水ハウスが、人気ランキングで上位、ブランド住宅の売り上げもダントツ強い。
自動車業界で言えばトヨタ自動車、人気車種はダントツ売れている。
■住宅業界内の競争でも、
今までは、積水ハウスに勝てなかったナショナル住宅が、
家電と連帯したスマートハウスの提案で売り上げを伸ばしている。
さらに、売り上げでは積水ハウスの足元にも及ばなかったトヨタ住宅が、
電気自動車と連帯したスマートハウスで売り上げを伸ばしている。
ここでは、ハウスメーカー間の下剋上、地殻変動を取り上げましたが、
大手ハウスメーカーと地域中小住宅会社にも、一点突破の戦いが繰り広げられている。
地域中小住宅会社が、新しい提案で倍々に売り上げを伸ばしている。
この流れが、ますます加速されていく。
中小住宅会社に大いにチャンスあり。
今、攻めなくて、いつスタートをするのだ!
■モデルハウスなし、コンサルタント予算、広告予算なし、の企業でも、勝ち目はある。
リフォーム、
施主支給
スケルトン
分離発注
施主工事
古材、
無垢材、
天然木、
自然素材
個人輸入住宅
■大手ハウスメーカーに勝つためには、
往年のプロボクシング世界チャンピオン輪島 功一選手の蛙飛び戦法だ。
チャンピオンベルトをとるためには「ええ格好しい」「見栄」は、いらない。
■ 住宅コンサルタントをつけないで、売上アップするのが一番いい。
問題は、コンサルタント会社に、年間500万以上の支払いをして、数字が上がらないことだ。
これでは金をどぶに捨てているのと同じだ。
住宅営業は、卓上の屁理屈では売れませんよ。
MBAでも売れない、
他業種のトップセールスコンサルタントでも売れない。
何故なら、現場がわからないからだ。
一か月、1万、年間12万の費用でも、結果を出せる。
一か月10万、年間120万の費用でも結果を出せる。
中小住宅会社成功のポイントは金額の高さではない。
その住宅会社へのベストマッチングである。
1・建物強み革新
2・集客方法革新
3・人材登用&売り方革新
先ず、この3点に絞って、資源を投入する。
大きなお金をかけるのは成功軌道が見えてきてからでよい。
■住宅コンサルタント岡田和芳が自薦する理由!
大手ハウスメーカーで紹介なしで並のトップセールスの二倍実績、
11年で売上88億、粗利益22億、契約棟数207棟の実績は伊達ではない。
ハウスメーカーの弱点もよくわかる。
お客視点から教えられることがある!